最期の業務レポートを人・モノ・金の観点から

最終的には「企業は人なり」

私は30歳を超えた頃から、誰に命じられた訳でも無く自ら独学で英語を習得した。英語教材を数種類購入、またラジオNHK英語講座も定期テキスト契約をし、ラジオ番組を毎回録音し出勤の車内で毎朝再生し、更に週末は週の「まとめ講座」があるので、それも録音し家族でレジャーで出掛けるクルマの中で、車中の子供が嫌がっても英語を学習した。

 

1年目は「基礎英会話」、2年目は「実用英会話」、3年目は「ビジネス英会話」等々、数年間に渡り学習を継続した。

 

 

海外ビジネスと英語学習

シカゴダウンタウンのトランプタワー

シカゴダウンタウンのトランプタワー

シカゴダウンタウンのトランプタワー

シカゴダウンタウンのトランプタワー

 

海外に出張で出た際は、その地の人と意欲的に接し、ホテルの部屋ではTVも地元のニュースを観るなど現地の文化、情報を取り入れるようにしている。

 

また当然ながら現地で面談する相手の会社を事前に調べ基本的な情報、また最新の製品情報、クルマであれば相手側の会社のニューモデルのニュースなどを仕入れ、話題に出来る情報を携えて打合せに臨む。それはマナーの1つだと考えている。

 

また私は、いつ海外の顧客からコンタクトが来てもいいように海外でのニュース、出来事は欠かさず入手するようにしており、更に会話のネタに出来るように話題になった海外の映画も鑑賞するようにしている。

 

インド人と会食したThe Capital Grille

インド人と会食したThe Capital Grille

インド人と会食したThe Capital Grille

インド人と会食したThe Capital Grille

 

今回の米国出張でも会食面談した潜在顧客のマネージャーがインド人であり、幾つかのインド映画の話しをしたところ非常に会話が盛り上がった。また、その人の出身地インドの「プネ」についてもインド出張時に調べてあったため基本的な情報、例えば「インドのオックスフォードと言われるほどの教育の中心地」、「マハトマ・ガンディーが期監禁された地」など、彼の故郷の話でも盛り上がった。

 

私の最期の業務レポート

シカゴダウンタウンの街並み

シカゴダウンタウンの街並み

シカゴダウンタウンの街並み

シカゴダウンタウンの街並み

 

一カ月の北米滞在の最終日、私は滞在したホテルで最終レポートを作成した。プロジェクトを発注する側からの意見、逆にプロジェクトを受注し履行する側からの意見、1つのプロジェクトを成功させる為に必要な両者側からの情報をまとめた。更に我社として新規に海外展開を計るにあたり、必要とされる資源「人・モノ・金」の3点から、私の意見と提案をまとめた。

 

人・モノ・金に関して、北米での展開で必要となる事、現在の我社の状況と対策、継続に対しての課題などの私の分析と提案をレポートした。中でも、今回の同行者M氏は、我社の社員の典型例とも言える人物である為、人材、人員の強化育成が最大の課題であると判断し、「人」に関してレポートの大半を費やし多くの意見を提案した。

 

企業は人なり

デトロイト国際空港の出発ロビー

デトロイト国際空港の出発ロビー

デトロイト国際空港の出発ロビー

デトロイト国際空港の出発ロビー

 

私が現在勤務する転職9社目、60歳で再就職となったこの会社で、私が不在であっても自ら英語を学習する、フライト、現地レンタカー、ホテルの予約を行う、面談予定の会社を調べる、地方の情報やニュースを収集しよう等々、海外営業をする為の努力をする人材は居るであろうか?

 

これらは誰も教えてくれるものでは無い。自ら率先して行うもの、自分の経験値を上げる、グローバルなビジネスをするための必要最低限のスキルを将来の自分の為に、社会人としてレベルアップする為に身に着けるべきものであるというのが私の信念だ。

 

馬を水飲み場まで連れて行く事は出来るが、水を飲むか否かは馬次第だ。連れて行った人間が決める事では無い。

 

人材は育てるべきものであるが、実際に育つか否かは本人次第で、本人にやる気、挑戦する意欲、努力をする、努力を継続する才能があるかどうかだ。「企業は人なり」と言うが、今後も海外展開を考えるならば、先ずは人材育成を最大課題として取り組むべき、これが私の今回の北米出張で得た結論だ。

 

私のレポートに対して会社社長がどのような判断をするのか、それが会社の将来の一部を変える事に間違いは無い。私の最期のご奉公となると考えている。

 

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