転職先で簿記の能力を認められ女性ながら総務経理部長に抜擢

一人でも生きていけるよう資格を取得した努力が転職先で報われる

MAさん 女性

MAさん 女性

私は商業高校を卒業し、私の出身地にある某大手の酒類販売会社の支店に就職しました。

 

そんな私の最初の転職は、20歳の時でした。

 

簿記1級、珠算2級を活かしてと考えての就職でしたが、仕事は夜の宴会のスケジュール調整が主…

 

地元の酒屋や飲食店の経営者を、いかに安い値段で接待するかの準備でした。

 

嫌気がさすのに時間はかかりませんでした。

 

上京し3社転職を繰り返す

酒類販売会社を辞め、嫁いだ姉を頼り上京し、転職支援サイト、そして派遣社員斡旋会社に登録しました。

 

20歳からの10年間に、勤務先は3社変わりましたが、実入りは変わらずでした。

 

その中の1社は高利貸しの会社で、要するに簿記1級が認められ、裏帳簿担当でした。

 

10年間、幸か不幸か、結婚したいと真剣に思える男性とも出会えませんでした。

 

ある時、姉の連れ合いに「YMちゃん、そろそろ小さくてもしっかりしている会社に腰を据える時期じゃないか」と諭され、知り合いの中小の同族企業を紹介されました。

 

社員数は30名弱で、いわゆる事務職でした。

 

私も、いやおうなく三十路を意識する年齢になっており、中小企業入りと同時に「一人でも生きていけるようになりたい」という意識が高まっていたのは事実です。

 

 

努力は必ず報われる

転職で30代の総務経理部長に

転職で30代の
総務経理部長に

会社に勤務する傍ら、私は通信教育を受け資格を取得していきました。

 

「行政書士」「着付師」「ヘルパー」等々、脈路のない資格取得でしたが、何が幸いするか分からないのが、世の中ですね。

 

気が付いたら不惑の坂を超えていましたが、突然の出来事が起こったのは、その直後です。

 

直属の上司(といっても部下は私一人)の、会社の一族者であった総務経理部長が、大病で入院してしまったのです。

 

帳簿つけ、管理の簿記には自信がありました。

 

行政書士の資格がものをいったのです。

 

社長から、「総務経理部長をやってくれ」という嘘のような話が舞い降りてきました。

 

幸運は、一度舞い込むと続くものなのか、契約先の税理士が10歳うえの独身者、社長の仲介で結婚。

 

社長が税理士にぶつけた言葉を、私はいま時折思い出しては、笑いを噛みしめています。

 

「うちの総務経理部長だぞ、不足はないだろう!」

 

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