転職先の職場で先輩から命じられた業務内容とアドバイス

転職先で受けた試用期間の1年間の仕事指示と6年後の独立

K・T氏は面接で、「1年間は試用期間だ。

 

採用するかどうかは1年後に決める」と切り出した。

 

そして、こう続けた。

 

 

試用期間の1年間に行うこと

転職先での先輩の指示

転職先での先輩の指示

「帰る時、証券新聞を1紙買っていけ。

 

面白いと思った記事の会社を、最低2社選んで翌日出てこい。

 

朝の挨拶などいいから、選んだ会社の取材に即刻飛び出せ。

 

アポイントなどいらない。夕方戻って、訪ねた会社の記事を書け。1社1000字だ。

 

広報マン( 当時はまだ総務部や宣伝部が広報も兼務する企業が多かった )に会えなかったら、受付の女性と喋ってこい。

 

“受付嬢が語る社風”でも企業記事になる。

 

1年間、それを繰り返せ」。

 

最初は、意味が呑み込めなかった。察したのだろう、K・T氏はこう最後に言った。

 

「1年やったら、あんたは300社近い会社を取材したことになる。

 

30万字近い原稿を書いたことになる。

 

30万字は単行本2冊に相当する。

 

この商売の基本は、とにかく取材し書くことだ」

 

6年後には独立しろと

1年間、続けた。

 

書き屋で成功した大先輩を信じる以外にない、と考えたからである。

 

1年後、本採用となった。

 

K・T氏は、新たな条件を付けた。

 

「6年経ったらここを去り、独立しろ。6年間、鍛えぬいてやる。

 

辛かったら転職しても、辞めてもいい。6年間耐え抜いたらいける、独立しろ。

 

自分の事務所を持て。資本金の2割は俺が出すから」。

 

仕事は、某夕刊紙の「アイディア社長」入稿( 週3本 )、毎朝地方新聞向けの「銘柄研究」を書くことで始まった。

 

最初に提出した原稿は、読みもせずゴミ箱に捨てられた。

 

二度目は、一言アドバイス。

 

三度目は赤字が入るか、もしくは「俺が書くからいい」。

 

当初は、そんな日々が続いた。

 

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