1回目の30代での転職の引き金となった取引先企業スクープ記事

取材先企業の経理部長のコメントから得たスクープ記事のオンエア

記者発表で名刺を交換した企業の役職者たちにアポイントを取り、直接取材に出かけるようになった。

 

 

企業への直接取材

30代で最初のスクープ記事

30代で最初の
スクープ記事

当時は、いわゆる夕刊紙(誌)が人気になりはじめていた時代。

 

いまは姿を消しているが、某大手出版社が「夕刊ニッポン」を発行していた。

 

私が籍を置いていた倶楽部のキャップが株式原稿を書いていた。

 

そのキャップに、「電話取材でなく、企業に直接取材に行け。合同記者発表や電話取材では得られない話が掴める。」といわれたのがキッカケだった。

 

ある信号機メーカーの経理部長を、訪ねた。

 

会社四季報で訪問先企業の現状を再確認した上で、だ。

 

取材を始めて20分ほど経った頃だった。

 

「四季報も業績は“堅調”としていますね…」と振った時だった。

 

饒舌だった経理部長の口から、言葉が途切れた。

 

経理部長のコメントからスクープ記事を

正直な人だったのだろう、こう漏らした。

 

「期初予想の達成が難しくなってきました。

 

取引先の役所の発注計画が遅れているのですよ」。

 

私は、彼に問うた。

 

「通期計画の下方修正もありうるというということですか」と。

 

「うーん…」という苦しそうな声が、確かに耳に届いた。

 

さらに踏み込んだ。

 

「まさか減配という事態にはならないでしょうね?」と。

 

経理部長は、覚悟を決めたかのように「ノーコメントということにしてください…」と言うだけだった。

 

倶楽部に戻った私は、「○○社、今期予想下振れの可能性、減配も!」といった内容の原稿を書き、ブースにあげた。

 

それが、オンエアされた。

 

してやった、スクープだ、という気持ちだった。

 

がそれから約一時間後、予期せぬ冷水を浴びせられた。

 

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