転職先本社からのサポートが皆無で一進二退の状況

不具合改修に最低3か月は必要とアメリカ滞在延長を覚悟

私が、日本の本社から「長くて1か月」と言われて渡米している事を聞いた現地エンジニアスタッフ、彼等は毎日、工場での不具合改修の仕事を終え借りているアパートに戻り、そこで深夜まで掛かって本社に現状報告を詳細にしている。

 

その報告を読み内容を把握しているならば、口が裂けても「1か月」とは言えない、というのだ、最低でも3か月は必要だ、と。

 

 

アメリカで孤立無援

サポートが皆無で一進二退に

サポートが皆無で
一進二退に

「私達のレポートを本社の人達は何も見ていないのでは…」

 

まさに、その通りだった。レポートを見る、内容を詳しくチェックし日本側で出来る対応を検討するだけの人員も居なければ、経験者も居ない。

 

そもそも、そういった意志も無い。まさに素人集団。

 

さらに、日本でもトラブルが多発しており、対応するのが手一杯な状況なのだ。

 

とても1か月では終わらない… そう覚悟を決めた。

 

顧客は日本でNo.2の自動車メーカー、なのでこのカントン工場にも、それなりの日本人エンジニアが駐在している。

 

先に派遣されていた電気担当のエンジニアは英語が話せない。

 

我社のアメリカ人エンジニア2名は日本語が話せない。

 

なので、日本語も英語もOKな私が全体のマネージメントをする事となった。

 

たった4人だが、1つ1つ不具合を改修していく以外に方法は無い。

 

こうして毎日の不具合改修、また顧客との対策打ち合わせ、日程、進捗管理を行うこととなった。

 

一進一退ならぬ一進二退

しかし、この地道な仕事にも、またやトラブルが発生し続けた。

 

それは、この外資系企業の中国工場から送られてくる対策品が、全く使い物にならない粗悪品ばかりであったからだ。

 

まさに1歩進んでも、また2歩戻るという状態が続いた。

 

 

未検査のゴミ同等の加工品を高額な空輸で送る転職先中国工場

ゴミを空輸する中国工場

ゴミを空輸する中国工場

私の転職10社目の外資系企業のアメリカ事務所は、工場を持っていない。

 

オフィースだけのファブレスだ。設計製作する加工品は、殆ど中国の会社工場から輸入している。

 

不具合を改修するための対策部品の設計・製作、作り直しを会社の中国工場に依頼するが、しかし空輸で送られてくる部品は梱包を開き、目で見ただけで使い物にならないと即断出来るモノばかりであった。

 

顧客からビックリ箱と揶揄された。

 

今回、アメリカで起こした不具合、トラブルは、そもそも昨日今日入社したエンジニアリング経験も設計経験の何も無い初心者が設計した、装置の構成部品が原因だ。

 

その設計ミスで製造された部品に対して、現地で図面を描き直し、作り直しを会社の中国工場に依頼する。

 

新しい図面で作り直された筈の改修済み部品であるが、アメリカの顧客の工場で荷物を受け取り、開梱するが、寸法検査するまでも無く見た目でNG品であると分かる。

 

粗悪品… ゴミ以外の何物でも無い。

 

緊急を要する対策部品なので、早く到着するように高い航空便で中国からアメリカまで空輸しているが、これではゴミを飛行機で運んだだけだ。

 

話にならない…

 

最低で最悪

この外資系企業の現地スタッフのアメリカ人エンジニアが言う、「またか…」

 

更に顧客のアメリカ人も言う。

 

「貴方の会社からの荷物はビックリ箱ですよ。何が出てくるのか想像を超えている。でも楽しくも嬉しくもないビックリ箱だ。」

 

言い得て妙だ。

 

また、この不祥事を日本の本社に報告し対策を問い合わせても、無しのつぶて…

 

ここまで酷い会社か… 最低最悪だな…

 

何故、いつもこうなんだ、どうしたら良いのだ、と言い出した我社のアメリカ人の言葉を遮り彼に聞いてみた。

 

「費用の件は私が責任を負う。費用が掛かっても仕方ないので、どこか近郊で良い加工業者を知らないか?」

 

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