エンジニアで経営者である先輩の会社に再就職するも休業体制に

活気ある会社で活躍が出来る事に喜びを感じる

再就職で入社した私にとって6社目の勤務先となる会社、この会社は実は私の転職3社目の会社が和議申請し、その後倒産、しかし取引関係があった上場企業の出資で再建された会社であった。

 

出資した会社の役員が、この6社目の会社社長であり、そのためにWさんは、会社代表と呼ばれていた。

 

 

転職3社目のメンバーがそのまま働く6社目の顔ぶれ

大型プロジェクト準備万端の6社目

大型プロジェクト
準備万端の6社目

私の転職3社目で共に仕事をしたメンバーの殆どの人が、この再建された会社に勤務していた。

 

また協力会社も、やはり同じで、私にとっては旧知の顔馴染みの中で仕事をする事が出来た。

 

ただ業界での噂は本当で、この6社目の会社は持っていた工場の1つを売却し、保有していた土地も売却していた。

 

それほどに経営状態は悪化していたが、中国の協力会社を外注としてフルに活用する事でコストの削減を図り、大きな海外プロジェクトの受注もほぼ内定しており、私は、その大型プロジェクトをマネージする日を心待ちにしていた。

 

経営者がエンジニアである会社の特徴が顕著な6社目

会社代表のWさん自身、エンジニアなので最新の技術の導入、更には設計者への教育も行き届いており、業界全体に対する不安はあったものの、旧知のメンバーと共に慣れ親しんだ業界で、またプロジェクトマネージャーとして仕事が出来る事を素直に喜んでいた。

 

また英語が堪能なスタッフが多い事も私を驚かせた。

 

Wさんに依れば、今後も海外案件は増えていくから、英語、英会話の重要性は高くなるばかり、私自身も今、英会話を習っている、との事。

 

じきにスタートする大型プロジェクトに対し、私という新しいメンバーも加わり、まさに準備万端という姿勢であった。

 

会社全体がアグレッシブな状況であると感じた。

 

この会社なら、そしてエンジニアとしても、また経営者としても尊敬出来るWさんの下なら、また存分に働く事が出来るな、と感じていたが、しかし事態は最悪の局面を迎えてしまった。

 

この会社の年間の売上に相当する金額を予定していた、大型プロジェクトがキャンセルとなったのだ。

 

受注予定案件キャンセルで週休4日制の休業体制に

50歳で6社目に転職した私であるが、当時世界でナンバーワンのアメリカデトロイトの企業が連邦倒産法適応申請し国有化された。

 

その影響で、ほぼ内定し予定された海外案件が全て延期、キャンセル、凍結となり、会社は週休4日の休業体制となった。

 

私の転職6社目の勤務先となる会社代表のWさんの私への期待、これは痛いほど分かった。

 

しかし私の抱いていた業界全体への危惧は見事に的中してしまった。

 

受注案件の延期・キャンセル・凍結

50代 会社休業体制で転職

50代
会社休業体制で転職

1つの案件の金額は、それぞれ十億円を超えるので、どれか1つでもキャンセルとなればダメージは大きい。

 

私の50代での再就職先の6社目は、そのダメージをもろに受け、工場が完全にカラッポとなった。

 

私も、この業界でそれなりにキャリアを積んでいるが、設備装置を設計製作する会社で工場に何も無い状態は後にも先にも、この時が初めての経験だった。

 

会社に出入りしている業者、私の旧知の協力会社も、ほぼ同様の状態で仕事が完全に無くなってしまった。

 

ほどなく、この会社は休業体制を取ることとなる。

 

週休4日の休業体制

週休4日制で、会社には週3日だけ出勤すれば良い事となる。

 

その3日でも、会社にただ出るだけで仕事は全く無い、する事が無い。

 

誰もがデスクで手持無沙汰にインターネットを見ているだけだ。

 

中には、堂々とアルバイト求人をインターネットで探している人もいる。

 

私が入社する時に会社側から提示された条件も、完全に反故となる。

 

反故どころか、給与は10%カットされ休業で会社を1日休むと、その分給与が減額となり、手取りの金額を見た時は、さすがにため息が出てしまった。

 

この状況では、この業界では致し方ない…

 

そう諦めるものの、ならば数年後には、また業績を伸ばすことが出来るのか?

 

ツール、ソフト、機械を揃えれば、人件費の安いアジアでも同じ性能、機能の装置が出来上がる、この業界の現状、果たして将来性は、あるのだろうか…?

 

このまま私は、この業界で埋もれてしまうのか…?

 

努力を続ければ、現状を打破出来るのか…?

 

仕事もなく、そんな事ばかりを考えていた。

 

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