採用された7社目への転職に対する友人からの忠告

転職が決まり精神的な充実感を取り戻した私

会社は従業員20名、欲を言えば、もう少し大きい会社が望ましいが、小さな会社だから出来ることもあろうと、とにかく面接を受けることにした。

 

 

面接し転職7社目の会社より採用通知書を受領する

面接相手は、その会社の社長であったが、その社長自身は商社出身で、私の経歴にかなり興味を示、面談後30分後には、

 

「是非とも来て欲しい。 私はもう60歳を超えているが、私の跡を継ぐ人材が居ない。

 

どうか前向きな回答を出来れば2、3日中に出して欲しい。」、と言われた。

 

2回社長と面接し、始終、笑いの絶えない会話をし、給与などの条件を互いに確認し社印の押された「採用通知書」を受領した。

 

先の転職トラブルで得た教訓、やはり口約束だけではなく書面での確認が必要と思い請求したのだ。

 

採用通知書を受領した帰路、私は有頂天であった。

 

これで、やっと窮地から脱出できる、家族に心配をさせないようになれる…

 

迷いなど一切無かった。

 

焦りからでた転職の失敗

今の会社のW代表、そしてそのジュニアである営業次長の私への期待は理解している、しかし精神的に、もうこれ以上勤務することは出来ないと思われた。

 

あまりにも自分が、自分の状況が情けない、休業で自宅に居る時のみならず、会社に出てもする事が無い、1件の契約金額が大きいこの業界、顧客の経営方針の変更でゼロか、数十億円という規模で、あくまでも「待ち」の姿勢の営業…

 

そこから抜け出したい、違う業界に行きたい、そしてそれなりの報酬を手にしたい、数日考えて、まずジュニアの次長に会社を辞めたい旨を伝えた。

 

私から辞意を聞いたジュニアは、「貴方には業界の先輩として、これからも色々と教えて頂きたかったのですが…

 

しかし今の状況では引き止める好材料が何も有りません… この業種に、いつまでも、しがみ付いていて良いのかどうか…

 

いずれにしても新天地で頑張って下さい、また、いつでも連絡して下さい、ありきたりですが検討を祈ります。」と申し訳なさそうに語ってくれた。

 

W代表の最後のコメント

転職に対する友人の忠告

転職に対する友人の忠告

退社をW代表に告げた時、Wさんは、

 

「申し訳なかった… まさか、ここまで酷い状況になるとは… 私の予想を超えていた。

 

貴方には、ふさわしい、まともな仕事を1つも与えることも出来ず、申し訳ない気持ちで一杯だ… どうか次のところでは貴方の能力を活かして存分に頑張って下さい。」

 

私は、

 

「喧嘩別れするのでも何でも無いのですから、また何かの機会があれば協働体制を取りたいと考えています。

 

またこちらにお邪魔することもあると思います、いや、そういう機会を作ることも私の仕事だと考えていますので、またその節は宜しくお願いします。」

 

そう告げて、会社を去った。

 

率直に言って、今度の会社からの条件で収入は倍近くになる、やはり、その面に於いて精神的な充実感を取り戻すことができた。

 

倍の給料といっても、休業体制での給料の倍なので、それほど驚くほどの高給ではないが、しかし精神的に追い詰められた感じはなくなった。

 

数ヶ月前に娘に買ってやると約束した「ipod」を注文する気に、やっと成れた。

 

久々にレンタルDVDを鑑賞し、家族揃って外食をし、お湯張り機能が故障した給湯器のカタログを入手し、愛車のオイル交換を済ませ、また友人達との呑み会にも出かけた。

 

やっと少し、余裕を取り戻すことが出来た。

 

しかし呑み会で友人の一人が言った言葉が気に掛かった。

 

「自分の跡を継いでくれなんて初対面で言う社長… どうなのかなぁ…

 

そんな事、普通は軽々しく言わないと思うが…」

 

彼の指摘が的を突いていた事は、すぐに判明した。

 

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