アメリカ進出を幹部会議で単身反対し社長から恫喝を受ける

会社のアメリカへの進出を幹部会議でただ一人反対した私

スキーで骨折し会社を休んだ私であるが、その数週間後、またまた私は社長の逆鱗に触れる事をしでかした。

 

上海プロジェクトが赤字で終わった事、そしてスキーで骨折した事、これらに関して私は反省すべきところはあると思っている。

 

しかし、その後の本件については、このレポートを書いている今でも、私は間違ったことをしたつもりは全く無い。

 

 

何ら恥じることの無い自信

アメリカ進出を単身で社長に反対

アメリカ進出を
単身で社長に反対

会社のためを思い、私自身のアメリカでの経験、体験より、客観的に意見を素直に述べただけのことだ。

 

その後、社長自身、その出来事をどう考えていたのか一度聞いてみたい気もするが、会社のアメリカ進出について、私が社長に反対をした

 

それが社長には、かなり面白くなかったようだ。

 

当時、私の転職4社目の会社では会社幹部30名ほどの会議が、毎週月曜に催されていた。

 

ただ会議とは名ばかりで、2、3時間に及ぶ会議は殆どが社長の「演説」で始終し、最後の10分ほど各部署の報告がなされるという、かなり形骸化した会議であった。

 

会議で私だけが反対意見を

ある日、社長が、「デトロイトに現地法人を設立しようと思う。現地のトップとしてエンジニアの設計者N君に行って貰うつもりだ誰か、このプランに意見は無いか?」

 

その議題が出る前に、私は社長より依頼を受け、デトロイトにオフィースを、また更に工場を持つ場合、イニシャルコスト、ランニングコストがどれほど必要か、人員は何人必要かの青写真ともいえるレポートを提出していた。

 

しかし、その会議での社長の提案は、私のレポート報告を全く無視したものであった。

 

社長の考えは、あまり英語が出来ないエンジニアであるNさんを、たった一人アメリカのデトロイトに派遣し、彼に全てを任せ、アメリカで業務を行わせる、というものだ。

 

ちなみにNさん本人は、その会議に出席していない。

 

私は、その会議で社長より名指しされ、「君はアメリカ進出について以前レポートを出してくれたが、海外ビジネスや現地の状況に詳しいだろうから意見を言ってくれ。」とう意見を求められた。

 

私は率直に、そして客観的に忌憚の無い意見を述べた。

 

「私は反対です。無謀です。」

 

私の意見を聞いた社長の顔色が変わった。

 

社長からの一喝

社長からの恫喝

社長からの恫喝

会社のアメリカ進出について、さらに私は社長に対して発言を続けた。

 

「私はNさんと一緒に何度もデトロイトに行ってます。彼と共に顧客と何度も打ち合わせをしています。

 

彼一人いや、どんな優れた人材でも、日本人一人で全てをマネージするのは不可能です。

 

例えばメカの、ほんの少しの仕様を打ち合わせするにも、顧客は最低でも10人、多い時は何十人と担当者と呼ばれるエンジニアが出てきます。

 

レポートにも書きましたが、最低でもメカの設計者の人数で…」

 

と、ここまで意見を述べたところで、いきなり社長は椅子から立ち上がり、私を一喝した。

 

黙れ! お前は俺の進もうとしている道を、ふさぐつもりか! もういい、お前の意見などイラン!

 

他に俺の意見に誰か反対の者は居るか!?居るなら、今すぐココで言え!」

 

転職4社目の社長は典型的なワンマン社長

会社が検討していたアメリカ進出に対し会議で意見を求められ、計画内容が不足している、再検討をするべきと意見を述べた私に、自分の意にそぐわない社長は恫喝をした。

 

社長の恫喝に萎縮した幹部は誰も会議で意見を述べなくなった。

 

全員が、社長と視線を合わせないようにした、もちろん誰も口を開かない。

 

気が短い、そして以前は怒り出すと従業員に暴力までふるったとされる会社社長…

 

誰も反対意見を言わず

普段から、いつも社長の怒りに触れないことばかり考えている会社の幹部、管理職の従業員は、社長の怒りを怖さを熟知しているので、こうなったら誰も何も言わない、一切口を開かない。

 

ひたすら、社長の怒りが鎮まるのを待つだけだ。

 

私も、もう口を開くことは出来ない。

 

私の発言で怒り出した社長…

 

それに対して、頭を下げて、ただ社長の一方的な発言を聞きながら、ひたすら社長の機嫌が直るのを待つ会社幹部社員…

 

私も、その情けない幹部社員の一人であるが、この状況に情けない気持ちと悲しい気持ちになった。

 

これが、この会社の「幹部」か…

 

「よし、これで一名を除いて、全員一致で私の考えに賛成という事だ。 すぐにでも、N君をデトロイトに派遣しろ!」

 

裸の王様、その言葉が頭に浮かんだ。

 

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