和議申請とライバル会社から転職のオファーを受ける

ライバル会社の海外営業責任者から転職のお誘いを受ける

転職3つ目の会社には、昔からより強力なライバル会社があり、まさにその会社に勝つために採算を度外視した低額な受注をし、その結果和議申請となったのだが、そんな時期、そのライバル会社より私への転職オファーがあった。

 

 

4社目から転職のオファーを受ける

和議とライバル会社からの転職オファー

和議とライバル会社
からの転職オファー

結果的に私の転職4社目となる次の会社の海外営業責任者と私は、たった1回だけ、しかも数分の面識があった。

 

3社目と4社目は、完全なライバル会社、そのため重要な海外の顧客も共通しており、その顧客の担当者が来日した際、午前に当時私が在籍した3社目の工場見学をし、午後からは私の転職4社目となる会社の工場見学をしたのだが、その時その顧客一行を引き渡す時、数分間、ライバル会社の海外営業責任者と私は挨拶を交わしたのだ。

 

私は初対面である彼を殆ど知らなかったが、彼は顧客を通して私の事を良く知っていた。

 

その彼、当時私が勤務していた会社のライバル会社の海外営業担当者から、「情報交換をしませんか?」と電話があったのだ。

 

転職を半年間断り悩む

しかし、その会社は完全なライバル会社、おかしなプライド、そして今の転職3社目のメンバーから後ろ指を指されたくない、そう思い転職の誘いを半年間、断り続けた

 

和議申請をした会社では給与減額でボーナスも支給されなったが、また再建が出来る、そう考えていた。

 

和議で取引先には、多大な迷惑をかけたが、役員以下全員協力のもと、私も再建に向けて頑張るつもりであった。

 

会社員の前で頭を下げた社長以下役員のことを私は、この時点ではまだ信用をしていた。

 

しかし、その期待も「不信」という事態に脆くも崩れることとなる。

 

当時、その会社の女子事務員数名が、週末、私の家に毎週、遊びに来て、会社の不満など開放的に話し合っていた。

 

何故か私は、非常に彼女達から人気があった。

 

従業員のみが給与をカットされていた事実を知り転職を決意

ライバル会社からの転職オファーを半年間断り続けた私は、和議申請以降、一般従業員は全員、給与削減されたが役員は和議以前の給与が支払われている事を事務員より知らされた。

 

ある日やはり週末、会社の女子事務員達が我家に集まり、歓談をしていると総務の女子事務員より、

 

「実は和議申請以降、従業員は全員、給与削減されましたが… もうこれ以上、黙っていられません… 実は… 役員は和議以前の、そのままの給与が出ています!…」

 

と打ち明けられる。

 

役員連中の大嘘

事務員より真実を聞かされ転職を決意

事務員より真実を
聞かされ転職を決意

私は会社経営、経理、財務には全く無知であり、その時点で役員給与などのシステムが、変更が出来ないものであったのかも知れない、と思った。

 

好意的に考えれば、そういう可能性もあるだろう。

 

しかし和議申請のとき、社長が従業員全員の前で伝えた言葉と、その事実は、あまりにもかけ離れている。

 

「我々役員一同は当分、無給で取り組む!」、こう全従業員の前で会社役員は宣言したのだ。

 

さらにリストラも

しかし現実は、社長以下、全役員は和議以前と同じ給与を取っていたのだ。

 

また総務の女性からは、リストラの事も教えてもらった。

 

その中には、この転職3社目に私を誘ったエンジニアの大先輩も含まれていると…

 

当時私は、社長とも気兼ねなく話しをしていたので、この件を確認しようか、そう考えたが、それは止めた。

 

総務の子が、嘘を言う筈も、その必要も無い。

 

怒り、絶望感、不信…

 

そして、自分の家族に対する情けなさを感じた。

 

子供が遊園地に行きたい、オモチャを買って欲しいとねだっても、当時給与が30%カットされていた身として、かつてのように何も考えないでお金を使う事が出来なくなっていた、そんな自分に非常に情けなさを感じていたのだ。

 

転職を決意し、会社に対して辞意を表明し、社長に辞表を渡した。

 

もう、この会社に勤務する必要などない、怒り、絶望感、不信を抱く事となり、ライバル会社への転職を決意した。

 

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