沈みかけている船となった会社に見切りをつけて転職を決意

会社創立メンバーの責任感から数か月迷うが転職を決意する

辞職を申し出た2名のエンジニアを引き止める理由も見当たらず、私自身も転職を検討していた最中に、1社目での私の先輩エンジニアにあたる人で、事情を良く知る人から転職オファーを受け、目の前の世界が急激に大きく広がるのを感じた。

 

 

転職のオファーを受け目の前の世界が急激に広がる実感が

私は会社の中でも主要メンバーであるという自覚はある。

 

社長が従業員全員から信頼されていないこの現状で、「大番頭」と呼ばれた私が抜ければ、きっとこの会社は終わりだろう、そう考えた。

 

それゆえ数ヶ月、転職すべきかどうか迷うが、既に仕事が出来る主要メンバーが続々と辞意を現し、もう殆ど沈みかけている船のようなものだ…

 

しかも私には、責任感こそ多少は残っているものの、会社を立て直す勇気も無ければ、熱意も何も無い…

 

社長に対する信頼感など全く無く軽蔑をしていた。

 

3社目のへの転職を決断する

沈みかけの会社に見切りをつけ転職

沈みかけの会社に
見切りをつけ転職

転職を決める。

 

ちなみに私は役員扱いの給与、また自動車も社用車をあてがわれた部長というタイトルであったが、先輩のエンジニアの方からオファーを受けた転職先では「海外営業課長」で給与も下がる。

 

通勤用に自動車も購入しなくてはならない。

 

しかし仕事の遣り甲斐という面では、暗闇から抜け出した気分に、目の前がイッキに明るく広がる思いであった。

 

また転職先の従業員数は200名ほど、工場も3つ有している中堅、2社目も従業員が増えたとはいえ退社するものが続出し、今や従業員も20名以下の会社、やはり大きな会社へ転職することは安心感もあった。

 

家族も安心をするだろう。

 

しかし、その「安心感」は、たった2年で崩れることとなるが…

 

その後の2社目

ちなみに当初4人でスタートした2社目の会社は、私の退社後も同社を辞める従業員が続出し、その後業績が更に悪化、和議申請し、社長は行方不明となった。

 

噂では、入れあげていたクラブのママと逃避行をし、あるスナックのカウンターの中でバーテンダーとして働いているというが、それはきっと事実であったろう。

 

何故なら、その社長はいつも私に、「飲み屋の亭主になって、カウンターでシャイカーを振るのが夢なんだ。」と言っていたから…

 

彼にしてみれば、ともあれ夢は叶ったかもしれないが、気の毒なのは、婿養子の形で結婚した社長の家族であった。

 

あの家族は、完全に社長の犠牲となった。

 

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