軽蔑した所長の人間性と開発エンジニアからの転職オファー

所長の不正行為とそれを見てみぬフリをする中間管理職

また私が入社して4年目に、とある上場企業に勤めていた50代の男性が東京営業所の所長になったことも、会社に対する嫌悪感を増幅させた。

 

抜群の営業実績を持つという触れ込みで転職をしてきた人だが、その人と仕事で付き合いのある人達が全て「あの人には注意した方が良い。」とアドバイスをしてくれた。

 

 

不明瞭な交際費

軽蔑した上司の人間性と性格

軽蔑した上司の
人間性と性格

その意味は、すぐに分かった。

 

もともと銀座のクラブなどでの派手な接待が大好きな人で、当時私が勤務していた東京営業所では月に100万円前後の接待費を使っていたが、営業所で経理をしていた女性が、所長の接待精算書に添付された領収書で、どうしても納得できない領収書を幾つも見つけた。

 

接待などしていない日の食事代金、その日に使ったとされるタクシー代の領収書、さらには女性の下着の領収書などなど…

 

その新しい東京営業所所長は、部下に対して恫喝して業務の指示と指導を行うという姿勢であり、毎日毎日、大声で部下を叱り付けており、東京営業所にいた私の上司も完全に萎縮してしまい、所長の不正に対して何も言わない状態であった。

 

私の直属の上司の課長も、その他の中間管理職の人達も、いつも所長にペコペコ頭を下げているだけ…

 

軽蔑すべき人達

私自身はある先に書いたように、とある工業製品の販売でトップ成績を上げていたので、その所長から恫喝で指導されたり、叱りつけられたりしたことは全く無かったが、会社のお金をプライベートで月に何十万円も使う所長、そしてその不正を知りながら所長に何も言えない、言わない私の上司を軽蔑した。

 

そんな情け無い上司達も、所長のいないところでは所長の悪口ばかりをこぼす…

 

所長抜きで居酒屋に飲みに行けば、始終その所長の悪口ばかり…

 

そんな環境に、ほどほど嫌気を感じていた。

 

「何という汚い連中ばかりなんだ…」

 

このまま、この会社に何十年も勤務するのか… 勤務出来るだろうか…

 

この自分の性格で耐えられるだろうか?

 

毎日、そう考えるようになった。

 

私がトップ販売する製品を製造販売する会社を興すというオファー

機会が有れば転職をしたいと考えるようになっていた私に対し、会社の製品開発エンジニアであり、責任者でもある人から、有志で会社を興す計画を打ち明けられ、営業責任者として参加して欲しいというオファーを受け転職を決意する。

 

思えば20代であった当時の私は、純粋な精神を持っていたものだと感じる。

 

しかし同時に、あの腐った環境に耐えられず転職を選んだ事にも納得している。

 

有志で会社を興す計画

会社創立のオファーを受け転職

会社創立の
オファーを受け転職

新卒で入社した1社目での会社勤務が5年目を迎えた年、私が販売でトップの成績を続けていた、とある工業製品の技術開発責任者が、当時私たち夫婦が住んでいた会社所有のマンションに出張で宿泊した。

 

そのマンションのすぐ近くに大手の顧客の工場があり、そこへ出張していた帰りに我々のマンションに泊まったのだ。

 

ちなみに当時、東京方面に宿泊出張した技術者の多くが我々のマンションに泊まるようになっていた。

 

そのエンジニアとマンションの部屋で酒を酌み交わすうち、彼が打ち明けた。

 

いわく、近く会社を辞めて独立しようと考えている。

 

もちろん独立して貴方が販売でトップの、あの工業製品を独自に設計、製造し販売するつもりだ。

 

ある関西の大手自動車メーカーへの販売ルートの話も、とある専門商社経由で確立している。

 

独立するならば、アフターサービスが悪い今の会社よりもメンテナンスなどに対してレスポンス良く対応してくれるであろう我々から購入してくると言ってくれている。

 

間違いなく、その会社は成功する、と彼は断言した。

 

営業責任者としてのオファーを受ける

ついては我々と一緒に、新しく会社を興して参加してくれないか、貴方の、その営業センスが欲しい、と、そのエンジニアは新しい会社の初期メンバーとして参加して欲しいとオファーをしてきた。

 

条件と待遇しては給与も下がり、休日も少なくなるが、それでも今よりは遥かに遣り甲斐を感じた。

 

またこの時期、故郷の父親の体調が優れず、怪我をしたりしており、親の面倒という面でも東京暮らしを止めたかった。

 

数ヶ月、会社から何度も説得を受け慰留を請われたが、仲間4人と会社を創設するため退社をし、実家のある東海地方に帰り最初の転職をした。

 

これが私の最初の転職となった。

 

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