責任所在が不明確なトラブルこそ中高年の商社マンの真価が問われる

商材の専門的知識を身に付けた中高年の商社マンは重要な人材となる

どんな営業でも最も大切なモノは、ユーザーの利益でありメリットです。ユーザーファーストです。

 

ユーザーにメリットのある商材、製品、サービスなどを世界中から探し出し、それを仲介しセールスするのが我々商社マン、商社ウーマンの仕事です。

 

 

契約の中間に入っている商社の立場

責任が不明確なトラブルで真価が

責任が不明確な
トラブルで真価が

どんなビジネスでも、万端な体制を整えていても想定外のトラブルというモノは発生します。

 

製品に対するクレーム、納期など契約時に予想出来なかったトラブルで、ユーザー、仕入先、そして商社の間でトラブルが発生する事は少なくありません。

 

明らかなミス、意図的な不具合など、そのトラブルの責任所在が明確な場合はトラブル解決もさほど困難ではありません。

 

しかし、不可避な要因でのトラブル、意図的ではない偶発によるトラブルで責任の所在が指定できない、または誰にも責任のない場合のトラブルの場合、取引の中間に入っている商社のトラブル処理は難しくなります。

 

しかし同時に、トラブル発生時こそ商社マンの真価が問われる場面でもあり、またエキスパートである人材価値を買われて転職や再就職をした中高年人材では、特に処理能力が問われるステージです。

 

年齢が若いというだけで経験値が低いと見なされてしまい、トラブルが解消出来ないという事態は意外と多くあるもので、その時こそベテラン中高年の出番となるのです。

 

関与する会社が全て納得する解消方法を

商社は決してモノを生産することのない企業です。それゆえ商社自体がモノを作り直しをしてトラブルを収集することは出来ません。

 

つまり、ユーザーか仕入先か、どちらかに負担をして頂かないとトラブルが収集しないケースでは、商社マンの采配能力が大きく問われます。

 

ケースバイケースですが、ユーザーも仕入先も納得し、満足し、さらにその後の契約も継続となる解決方法を取らなくてはなりません。

 

私自身、総合商社に転職し勤務して感じたのは、このトラブル処理こそが商社マンの真価を問われるモノだと考えています。

 

特にキャリアを積んでいると見なされる中高年の場合、特にその役割が強く求められます。何故ならば、その役割を期待して採用されているからです。

 

ユーザーのメリットを最優先しながらも、仕入先も、そして商社自体も損害を受けないトラブル収集を行うこと、これが商社マンの本領の1つであると覚えておいて下さい。

 

仕入先・メーカーとの人間関係

専門的な知識が重要

専門的な知識が重要

商社マンはユーザーと仕入先の両方で良好な人間関係を構築する事が大切ですが、仕入先メーカーとは特に懇意になる事が可能です。

 

メーカーの製品に対して専門的な知識を身に付けた商社マンは、商社にもメーカーにも重要な人材となります。

 

私が転職し勤務している商社内の部署は、一言で言えば日本製品を海外に売り込むというビジネスを行っています。

 

技術的に優れ付加価値の高い日本製品の海外マーケットへのセールスとなります。

 

ユーザーとなる海外の顧客は大手企業で、その購買担当者は定期的に人事異動があるため、特別な人間関係を構築するのは難しいのですが、仕入先の日本のメーカーの場合、担当者、責任者の方の人事異動はめったになく、良好な人間関係が作り易く懇意になります。

 

さらに我々商社マンは、製品の優位性を理解しなくては正当なセールスは出来ませんので、当然ながら勉強をしメーカーの方々からも指導や教示を受けます。

 

分野的に専門性が高い製品、特殊なモノについては数か月掛けて開発から携わることもあり、時には営業支援でメーカーに派遣されるケースもあります。

 

そんな業務を通じて、その業界での専門知識を得て、キャリアを積んだ中高年セールスエンジニアとして活躍することとなります。

 

キャリアを活かした転職が可能に

商社マンとして身に付けた海外ビジネスの経験、そしてメーカーの営業として身に付けた技術的知識、その両方のキャリアを持つ商社マンは、商社社内は当然ながら、メーカーでも重要な人材として扱われます。

 

私の商社内での中高年の大先輩で、このように海外ビジネスにも精通したセールスエンジニアがメーカーからヘッドハンティング>され、メーカーに転職したケースが少なからずあります。

 

商社を円満退社し、メーカーに厚遇で迎えられ世界を股にかけて活躍されています。

 

また人脈を大いに活用し、独立して成功されている中高年の先輩もいます。

 

さまざまなステージで、さまざまなキャリアを積んだベテラン中高年ならではの成功例です。

 

商社での担当業務に依っては、このように特定の業種でキャリアを積み、商社とメーカーの両方に人脈を作り、成功することも可能です。

 

中高年でキャリアアップの面からも商社に転職成功したら、とにかく人間関係を大切にするべきです。

 

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