商社が期待する中高年ならではのプロジェクトマネ―ジャー能力と指導

スタッフの信頼を得て発揮できる中高年人材のリーダーシップと統率力

私が中高年で転職に成功した商社の、中途採用の人事担当者から聞いた情報によれば、私が中高年として持つプロジェクトマネージャーとしての管理能力を、入社後に是非とも社内展開して若年層の商社マンを教育、指導して欲しいという要望があった、との事でした。

 

これは、私をかつてヘッドハンティングしようとした総合商社の事業部長からのコメントとも同じでした。ここにも商社への転職を検討する中高年へのヒントがあります。

 

 

プロジェクトマネージャーとしての管理能力

プロマネの管理能力の商社マンに対する指導

プロマネの管理能力の
商社マンに対する指導

私が前職で、とある海外プロジェクトのマネージャーの仕事に就いた時の事です。

 

日本国内で受注した装置を完成させ、さらに顧客の日本での立ち合い検査を終え装置を輸出、輸出先の現地に到着した装置を海外の顧客の工場に据え付け最終調整を行う際、私もプロジェクトマネージャーとして8か月間その国に滞在しました。

 

私が当時勤務していた会社と海外の顧客との間に入っていた総合商社からも、若い日本人と現地商社マンが現地に派遣され、どちらも私の部下のような形で私の業務支援を行っていましたが、彼らの教育も彼らの商社の上司より依頼されていました。

 

日本で一度は調整を行った装置ですが、現地の据え付けで想定外の不具合が発生したり、顧客からの仕様変更もあり、それらの全てに海外の地でも臨機応変に対応しなくてはなりません。

 

現地で雇う外国人スタッフの能力、現地の外注会社が製作する加工品の評価、それらに対する支払金額の妥当性、さらにはメンバーの勤務管理、仕事の進み具合の進捗管理、日本から共に派遣されているスーパーバイザーの管理などなど、プロジェクトのマネージャーの仕事は山ほどありました。

 

休めるのは日曜のみ、週休1日制でした。

 

経験不足なスタッフの指導と教育

特に人員が限られている、すぐに技術者や設計者に相談出来ない顧客の海外現地工場では、起り得る事を全てプロジェクトマネージャーが自分で判断し、即座に自ら行動する、またはスタッフに指示をする必要があります。

 

これらの業務も、やはり経験を積んだエキスパートな中高年とならねば出来ない事でもあります。

 

私の毎日の仕事ぶりを間近で見ていた若い商社マン2人が、それを自分の会社の上司に報告し、その結果、事業部長からのお誘いとなったようです。

 

商社に入社したばかりの新人、または新しく事業部に配属となった経験値の乏しいスタッフに対する指導と教育の役目も期待され、結果として私は商社への転職に成功したというわけです。

 

スタッフの信頼を得て発揮できるリーダーシップと統率力

プロジェクトマネージャーとして正しく問題に対して判断をし決断をするという姿勢を継続すると、自然とスタッフの間でも評価が高くなり信頼を得る事となります。

 

その結果、益々と仕事が順調に達成される好循環となります

 

私が海外にプロジェクトマネージャーとして滞在するプロジェクトでは、会社からスーパーバイザーも同時に派遣し、海外の顧客の工場で毎日仕事をしていました。

 

小さなプロジェクトでも10人ほど、大規模なプロジェクトでは100人ほどの機械と電気制御担当のエンジニアであるスーパーバイザーと共に海外に滞在をしました。

 

スタッフに対するリーダーシップと統率力

一緒に仕事が出来て光栄と言われる

一緒に仕事が出来て
光栄と言われる

私はあくまでもセールスエンジニアであって、本職のエンジニアや設計者とでは技術レベルが違います。

 

しかし海外の現地で起るトラブルや不慮の事態、また顧客から依頼を受ける変更点や追加などは、その業界での常に最前線に居れば、どんな問題にも共通点が見いだせるものです。

 

こういう類の問題は、こう解決するのが経験値より最も早く安全で安価という答えが経験上、見えてくるのです。

 

スタッフ間で自然にプロマネの評価が上がる

毎日毎日、顧客の工場で起きる問題に対し、その場で結論を出し、スタッフであるスーパーバイザーに指示を出す、そしてその指示に間違いがないと、自然とスタッフからも信頼されるようになります。

 

スタッフ同士でも、「あのプロマネは頼りになる」、「指示通りに動けば間違いはない」という噂が広まり、益々とスタッフ間での評価も上がります。

 

そうなると、少し無理な依頼も快く引き受けてくれるという人間関係となり、仕事が非常に順調にまわるようになります。

 

1つのプロジェクトが終了し、新しいプロマネとなり、そのメンバーを選出し、初めて共に仕事をするスタッフから、「お噂は色々と聞いています。今回、ご一緒に仕事が出来て、とても嬉しく光栄に思います!」などと言われた事もあります。

 

それもまた、私の仕事ぶりを学ぶために派遣された商社マンの目にするトコロとなり、そして商社の事業部長からのヘッドハンティングに結びついたのです。

 

全ては特定分野のエキスパートであるがゆえに

私が商社の事業部長から転職をして欲しいとお誘いを受けた要因、また後日、私が実際に転職に成功した際に採用を決めた人事担当者から聞いた採用の決め手をお伝えしましたが、それらのベースは全て私が特定の分野での専門知識を持っていた事に起因します。

 

ここまで3ページに渡り、私の総合商社への転職成功要因をお伝えしましたが、商社への転職の最低限の条件を満たしている方で、

  • 既にエキスパートであると自負する中高年も方は自信を持って
  • またまだまだ未熟であると感じる方はエキスパートとなるための日々の努力を継続し

商社への転職成功を目指して下さい。

 

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