商社への転職を望む中高年は現在の職種のエキスパートとなる努力を

総合商社が欲する専門知識と経験が豊富な中高年エキスパート人材

当サイト管理人の知人の私が、製造メーカーから総合商社に転職した経緯や背景などを3ページに渡りお伝えします。

 

大手総合商社の事業部長より「我社に転職して来てくれませんか?」と誘われたのが、私が中高年の年齢ながらも商社への転職を考えるキッカケでした。

 

当時私は、仕事が楽しく、待遇にも全く不満はありませんでしたし、その大手総合商社とは取引のある会社ですから、私を引き抜く事は会社関係に悪影響を及ぼすので、その大手商社への転職は検討もしませんでした。

 

 

大手商社の事業部長からのコメント

商社の部長からの私の評価

商社の部長からの私の評価

またその事業部長も人事異動となり、当時の私の業種とは全く違う畑に移動されたので、そのヘッドハンティングの話は立ち消えとなりました。

 

しかし後年、その事業部長より旧交を温めたいと酒宴の席に招かれ、その場で私は単刀直入に聞いてみました。

 

「あの時、どうして私をヘッドハンティングしようと考えたのですか?」

 

「我社に来てくれませんか?」と私を誘った総合商社の事業部長の答えを以下にリストアップします。

  • セールスエンジニアと呼べる専門知識
  • 海外の顧客との良好な人間関係と信頼関係
  • 英語での外国人への説得と交渉の能力
  • プロジェクトマネージャーとしての管理能力
  • スタッフに対するリーダーシップと統率力

念の為、お断りしておきますが上記は、その事業部長が言われた事です。それは、その後、私が自主的に商社への転職を検討し採用された決め手であると考えています。

 

一般的な採用基準よりも重要な要素

商社への転職を考える際、語学力や学歴は非常に重要な要素です。

 

求人に応募しても、それらで「足キリ」、つまり書類選考の段階で不合格となり、採用の検討対象とならない場合もあります。

 

しかし私は英語ができる、また大学卒である事よりも、上に挙げた要素の方が重要である、場合に依っては採用の決め手となると考えています。

 

逆に言えば、語学力があり高学歴であり、さらに上記の要素を身に付けていれば「鬼に金棒」と言えると思います。

 

担当の商社マンに欠けていた専門知識

前職での私の仕事である海外営業では、海外との顧客との技術的な仕様打合せに、専門的な知識と経験、それに基づく改善提案が不可欠でした。私と顧客との打ち合わせに同席していた商社マンには、その重要な技術的な知識が欠如していました。

 

私をヘッドハンティングしようとした総合商社の事業部長からの最初の指摘、「セールスエンジニアと呼べる専門知識」に関しては、製造業の営業を長年している中高年であれば、自ずと身に付くものであると私は感じています。

 

しかし商社にとっては、ある特定の分野の専門知識を持つ人材が、さほど豊富に居ないのも事実です。

 

セールスエンジニアと呼べる専門知識

特定分野のエキスパートであること

特定分野のエキス
パートであること

私が商社に転職する前に勤務していた製造メーカーは、5社の大手商社を通じて海外に装置を輸出していましたが、規格の工業製品ではなく、顧客の仕様に合わせたオーダーメイドの装置を製造していました。

 

もちろん基本となる仕様は共通していましたが、海外のユーザーが望む仕様、それによる費用、納期などの確認には専門の技術的な知識が必要でした。

 

この確認作業が、当時の商社マンにとっては経験不足で対応が不可能な業務でした。

 

海外に出向き、ユーザーの技術担当者と現地で打合せをし、仕様の確認を行うことが不可欠の仕事、そこには担当の日本人商社マンと現地の商社マンも同席しますが、彼らの技術的な理解度は私の半分以下でした。

 

そういう現状を踏まえ、私というセールスエンジニアの人材が欲しい、という事業部長のメッセージとなったのです。

 

商社への転職を希望する中高年の方は、とにかく現在の仕事を極める、どんな事でも吸収し少しでもエキスパートの域に近づく、いわゆるベテラン人材となる事をお勧めします。

 

現在の職種ジャンルでのエキスパートになる

実際に商社の中途採用求人にエージェント経由で応募し、見事採用となった私は、お世話になった転職エージェントの方に、私が採用となった「決め手」を聞きました。

 

やはり想像通り、私の有する専門性が一番の採用の決め手となった、と教えられました。

 

ご存じのように商社の商材は、あらゆる分野に及んでいます。また新規事業で新しく部署が設けられる事も多々あります。

 

ちなみに私は文科系の学部を出ており、理科系ではありません。ですが仕事を通じて特定分野のエンジニアリングを身に付けました。

 

自分が属するジャンルでエキスパートとなり、商社から求められる人材となるよう、日々の心掛けをお勧めします。

 

また専門的な知識と経験を積むという事は、このカテゴリーで引き続きお伝えする、私が商社の事業部長からヘッドハンティングを受けた要因の全てに関わってくる、つまりエキスパートであるからこそ、顧客と良好な人間関係が持て、外国人と交渉ができ、プロジェクトが管理でき、中高年らしいリーダーシップが発揮できたと考えています。

 

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